まるごとオムさん

ただの日記でごわす

虹の橋と雨降り地区

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こんにちわ。

 

一昨日の夜、家族に見守られながら愛犬1号のひなが旅立ちました。

 

omuyaaaaan.hatenablog.jp

 

もうねぇ、頭の中でひなとの思い出が、熱々のハンバーグから肉汁がジュワジュワ〜って溢れ出すような感じでフラッシュバックして

 

目から涙がポロポロ。

 

けれど、妻や息子、Twitterのフォロワーさんに励まされて救われました。

 

ありがとうね。

 

そして昨日、

 

火葬も無事に終わり、骨壷に入ったひなを我が家に迎えました。

 

元々体が弱かったひな。

 

「火葬したら、あまり遺骨は残らないかもねぇ〜・・・」

 

なんて、妻とも話していたんですが

 

想像以上にしっかりとした遺骨にびっくりしました。

 

頭の骨も物凄いしっかりしてて、目頭が熱くなりましたよ。

 

うっかりすると部屋で号泣しそうな時、妻からこんな話があった。

 

「虹の橋と雨降り地区」の話

 

妻の話によると

 

天国のほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあって

 

そこは、地上にいる誰かと愛を育んだ動物たちが、死後集まってくる場所。

 

草木や丘があり、食べ物も水もあり、お日様の光が降り注ぐ中、動物たちはそこで走り回って遊んでいる、そんな暖かくて幸せいっぱい。

 

驚くことに、病気だった動物や年老いた動物、傷ついたり不自由な体を持った動物は、その場所ではみんな元気を体を取り戻し、穏やかに過ごせる夢のような場所。

 

動物たちは、そこで飼い主さんが来るのを何年も待っているんだとか。

 

「だからきっとひなも、その虹の橋で、私たちが来るのを何年も待っているんだよ」

 

妻はそう言ってくれました。

 

もうこの時点で泣きそうなのに、実はこの話には続きがあって

 

それは「雨降り地区」と呼ばれる場所があること。

 

そこは虹の橋とは違い

 

そこは冷たい雨が降り注ぎ、動物達は寒さに震えながら、悲しみに打ちひしがられ、飢え、苦しみ、苦労を重ね

 

誰からも愛を受け取ることがなかった存在が集まる場所

 

虐待されたり、飢えに苦しみ、ここに来るまで誰にも愛されたことのない動物たちが集まる場所。

 

この動物たちは、他の動物たちがそれぞれの大切な誰かと再会し、一緒に虹の橋を渡っていく姿を、うらやましく見つめるばかり


なぜなら、彼らには特別に思う誰かなど、一人もいないから。

 

そう、地上にいた頃はそんな人が現われることは最期までなかったのだから・・・。

 

もうここまで聞いて涙が滝のように流れてきそうだったけど、ぐっと堪えてトイレでスンスンスン。

 

言葉にも、形にも、できないけど、私の胸の中にあるいっぱいの宝物。

 

ひなが残してくれた、たくさんの宝物。

 

最後に命の儚さと愛しさを教えてくれたひな。

 

そのひなが「虹の橋」で元気に走り周ってると思うと、

 

涙は出てくるけど、なんだか救われる、そんな気持ちにさせてくれます。

 

この話をしてくれた妻に感謝。

 

そして出来ることなら、

 

全ての動物たちが「雨降り地区」ではなく「虹の橋」へ行けるような、そんな世の中になってほしいと思います。